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「令和の街頭インタビュー」

KIRA・KIRAシリーズ 司編&壮吾編&流星編




(5月末の某所で、とあるテレビ局が街録を行っている)
インタビュア(以下IV)『元号が令和になって約一か月経ちました。新しい時代に気持ちや抱負を新たにした人も多いのではないでしょうか?その辺りをじっくり取材したいと思います。どんな内容が飛び出すでしょうか。楽しみですね!』



①真行寺司カップル編

IV「あ、あそこにカップルがいますねぇー。聞いてみましょう」
//IV、司たちに近づく
IV「こんにちは、テレビ●●と申します」
司「?あ、はい」
IV「今『令和』をテーマにお話を伺ってるんですよ~、よろしいでしょうか?」
司「どうする?いい?(うなずくあなた)……いいそうです。どぞ」
IV「おふたりはどういったご関係ですか?」
司「えーと、婚約者ですね……ははっ」
IV「まぁ、おめでとうございます!といいますと、今年、令和元年に入籍されるんでしょうか」
司「ありがとうございます。ええ、5月1日にニュースを見て『初日に入籍か!その手があった』と思ったんですけど……そこまで考えてなかったので。うっかりしました」
司「(あなたに向けて)俺らちょっとのんびりし過ぎかも。いつにしよう?どうせなら1並びで令和1年11月1日とか?11月11日もアリかな。わかりやすいよ」
IV「(ん?こっちを見ていない……?)えーと、新元号になって、おふたりは何か抱負や目標のようなものを持たれました?」
司「(あなたに向けて)その辺はもう混んでるかもね。……入籍だけその日にしとく? 披露宴の日は特にこだわらなくていいと思うんだ」
司「(あなたに向けて)でも挙式もわかりやすい方がいいな。……まだ空いている神社や教会あるかもよ。当たってみよっか?」
IV「あのぉ~~(……ふたりの世界だ……)」
司「目標、決まりました!取り急ぎなるはやで挙式を段取りしてみようと思います」
IV「あ、そうなんですね!じゃ、おふたりの目標は『令和元年、挙式へGO!』ということになりますかね。ありがとうございました!」

//司とあなた、話ながら立ち去る
IV「(うーん……このV使えない気がする……)熱々なカップルさんでした!」


②大須賀壮吾カップル編

IV「こんにちはー、テレビ●●です。おふたりに街頭インタビューにご協力いただけないでしょうか?」
壮吾「お。ちょろ、テレビだって。どうする? (うなずくあなた)はい、いいですよ」
IV「えーと、おふたりは会社の同僚さんですか?(スーツ&スーツだし。多分そうだよね)」
壮吾「いや、こいび(急いで壮吾の口を塞ぐあなた)ぷはっ……!……なんでだよ。構わないだろーが」
IV「ん? 社内恋愛中?……これ流すとまずいですかー?」
壮吾「全然いいです。で、何でしょ」
IV「ああ、ええと、令和になって一か月ですが、新元号に何か感じたことや抱負のようなものはあります?」
壮吾「!……ありますね。一文字惜しいなーと思いました」
IV「?と言いますと?」
壮吾「『令』じゃなくて『大』だったら弾みがついたんです。上手くすれば予算をもうちょっと取れたかもしれないんですよ……今度の父の日合わせだから十分間に合ったのに。惜しかったー」
IV「ええと……ダイワ、ですか???(え、何言ってんの、この人)ダイワが良かったんですか……?」
壮吾「ええ、ダイワと呼んでくれてもいいんですが、ヤマトなら尚更よかったなと。……なんだよ、ちょろすけ。肘引っ張んなよ」
壮吾「(あなたに向けて)おまえだってそう思うだろ?……俺と同じ気持ちでいろよ。一心同体なんだから」
IV「(す、すごくナチュラルにのろけてる……)あのー、ヤマトなら予算が取れたとは……詳しく聞いてもよろしいですか?」
壮吾「(あなたに耳打ちされ)あ、そうか。ダメだった。6月から告知解禁って箝口令が出てました」
壮吾「(カメラマンに向けて)V止めちゃってくださーい。申し訳ないですね、これ使えません」
壮吾「ということで、他の人を当たってください。ちょろ、行くぞ」
//壮吾とあなた、足早に去る
IV「は……?(スタッフに)今のダメだね?……わかった、別の人、行こう」


③高城流星カップル編

IV「失礼しまーす、テレビ●●と申しますが、インタビューにお答えいただけませんか?」
流星「?……俺らふたりに、ですか? (あなたに向けて)あなたがよければ俺は別に……じゃあ、おっけです」
IV「おふたりは恋人ですか」
流星「(しれっと)いいえ、同僚ですけど?」
IV「(え、嘘つき。手ガッチリつないでるじゃん)ええと……新元号が令和になりましたよね。何か令和の目標みたいなものってありますか?」
流星「ああ……しっかり仕事を覚えたいと思ってます(あなたに向けて)ね、ココ褒めるとこだよ。……あとで? じゃああとでしっかり褒めて」
IV「(……何今の)……と、いうことは新社会人さんですか?」
流星「いえ転職です」
IV「なるほど! やる気ありますねぇ。今の会社がぴったり合ったんですね」
流星「(あなたを見つめながら)はい。入社して良かったです、いろんな意味で。……なんで笑うの。だってあなたがいたじゃん、合ってるでしょ」
IV「(えー、またこんな流れ?)あの~、こちらは先輩なんですか?」
流星「そうです。すごく頼れる人なんです。ふはっ……つつくのやめろよー、本当にそう思ってんだってば」
IV「(だんだんイヤになってきたな……)ありがとうございました! 新しい会社で心機一転の方に目標を上げてもらいました!」
//流星とあなた、いちゃいちゃしながら去る
IV「(スタッフに)ねー、今の使える? やっぱダメ? 全然獲れ高よくないね。場所を変えてもいいかな?……だよね。はい、撤収しよう撤収!」
IV「(インカム外しながら)どうも最近、いちゃついてる人にしか当たらないのよね……」
//スタッフ『おまえの願望が出てんだろ。呼び寄せてんだよ』とからかう
IV「はいぃ? あんた、今なんつった……?」
//IV、逃げるスタッフを追い回す

(了)